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アフタースクールの生活【野外活動】 2022.01.17
アフタースクール

アフタースクールでは長期休みに野外活動を行うようにしております。

なぜ野外活動を行うのか…

帝京大学小学校アフタースクールでは、「遊びで育む人間力」というビジョンのもと、正解のない変化の多い事象に対して、自ら考え、仲間と力を合わせ行動していく力を培っていってほしいと考えております。

野外活動では自然環境の中で、自ら課題を見つけ、自ら考え、主体的に判断し、仲間とともに問題を解決するなど、「人間力=生きる力」を育むことができます。野外活動は、アフタースクールの目指す子どもたちの成長を促すことができるのです。

また、9月8日に文部科学省のHPにとても興味深い 発表がありました。
「平成13年に出生した子供とその保護者を18年間追跡した調査データ」

こちらに体験活動がその後の成長に及ぼす影響を分析したものが掲載されています。
~ 抜粋 ~
・小学生の頃に体験活動を多くしていた子どもは、その後の調査で、自尊感情や外向性、精神的な回復力といった項目の得点が高くなる傾向がある。

・小学生の頃に異年齢(年上・年下)の人とよく遊ぶ、野外でよく遊んだ経験のある子も同様の傾向。

・子どもの健やかな成長を確かなものにするためには、何か1つの体験をするのでなく、体験の種類によって得られる効果がいろいろなため、多様な体験をすることが必要


コロナ禍でオンラインが増えて、コミュニケーションの形が変わる中で、体験活動がいかに大切かということが改めてわかる研究結果をみて、アフタスクールの役割を考えていく力となっています。

今回の冬休みは、一般社団法人まちやまの塚原先生が子どもたちに野外活動の機会をくださいました。塚原先生は、東京都町田市の里山で子どもたちに野外教育を行っています。

一般的な野外活動では、アクティビティ等が決まってることが多いと思うのですが、塚原先生の野外教育は、何をするのかは、決まっていません。里山というフィールドで、子どもたちが自由に自然と触れ合い、楽しむことを大切にしています。今回は、大枠として、基地づくりとなっていますが、焚火をしたり、虫を探したり、探検したり… 子どもたちが自ら考え、グループの仲間と一緒に、この自然環境を楽しむことができるのです。大人が用意したアクティビティをこなすのではなく、子どもたちが主体的にこの自然環境を楽しむことができる、まさに「人間力=生きる力」を育むことができます。

前日に積雪があり、いつもと違う顔の里山。雪で遊ぶ子や基地づくりを楽しむ子、ひたすら穴を掘る子、焚火を楽しむ子、いろいろです。「落とし穴作るから材料探してくるー」「この笹を切って道をつくろう」と自ら楽しむ姿が最高ですね。

  

お昼は、隣接する小山田緑地に行きお昼ご飯を食べました。

おやつには、焚火で焼き芋や焼きマシュマロ、ソーセージを焼いたり、子どもたちは自然環境を満喫していました!

  

いつもは低学年の子に優しくできない子が「俺がこの笹切ってやるよ」と頼もしい姿を見せてくれたり… いつもは引っ込み事案の子が、「ここに大きな穴掘っていい?」と仲間に提案してたり…

野外での活動は、普段見ることのできない子どもたちの姿が見られます。

前日の積雪により実施できるか不安でしたが、安全に配慮しながら、無事活動を終えることができました。子どもたちの心にも最高の思い出が刻まれたことでしょう!

アフタースクールでは今後も定期的に野外活動を実施していきます!!

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